2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「悲しみよ こんにちは」のタイトルの重さよ。生涯を通じて向かい合っていく(受け止めきれるものか、受け止めきれないものかはその人それぞれだけど。)記憶と18歳の時に出会う。それを「こんにちは」とはよく言ったものよ。 自分の中に抱え込まずに、剥き…
文体の美しさに不思議と惹かれる。何度読み返してもこれって、抒情詩だよな、と思える。過ぎ去ったむかしを慈しむように、懐かしく思い起こす時に、こんな文体が自然と湧き出てくるんだろうか? 例えばこんな感じ。「昼下がり風がレモンの葉裏をゆっくり吹き…
子供向けか!と言いたくなるタイトル。しかし中身はそうでないことは、谷口克広の本を何冊か読んできた僕は知っている。「おわりにから」一文。「だが、ただ一つだけ認めていただきたい。それは、私はずっと続けてきた基本姿勢、つまり良質の資料にこだわっ…