上機嫌で何が悪い!ブログ 「塩1トンの読書」須賀敦子

深い本、深くない本、ってどこが違うのかな?こんな問いを突き詰めた本好きの著者の読書遍歴(のほんの一部)が紹介された一冊

ナタリア・ギンズブルグって面白そう!僕はこうやって新しい友達と知り合いになる。だってこの人が面白いってんだから、そうに決まってる。

そもそも須賀との出会いも池澤夏樹の紹介だったな。(なんとこの本では池澤の本が紹介されている!)僕も塩1トンをちびりちびりと舐めながら、友達の深みや襞を理解できるだけの厚みをもたなきゃ、と改めて思いました。どうすれば厚くなれるの?という問いかけに対する答え。

ふぉっふぉっふぉっと彼女は笑った。そして編物をやめて、私の片手を綿入れのようにふくやかな自分の両手ではさんで、言った。「いい音楽をきいたり、本をたくさん読んだり、いい絵を見たり。そのうちにだんだん。」

そのうちにだんだん、かぁ。

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