上機嫌で何が悪い!ブログ「変身」フランツ・カフカ著 高橋義孝訳

この本、わずか100ページを少し超える程度の厚さ、なのに読み終えるのに、結構な時間を要しました。理由は単純で、あまりに気持ち悪くて、何度も本を閉じてしまったから。

もっと現代風にソフィスティケートできないかな。そう、例えば『「僕」が交通事故に遭い、半身不随となって病院で目覚める。社会とのつながりを失っていく僕と、その状況を受け入れざるを得ない家族。家族は、なんとか社会とコミットしていこうとする。』みたいな話

いや、毒虫であることでインパクトがあり、読み継がれていくんだろうな、きっと。でも気持ち悪かった。筆の力だろうな。筆の力ってすごいな。